エッセンシャルオイルが痛みを和らげることをご存じですか

June 29, 2020

ワークアウトや激しい運動の後に、エッセンシャルオイルを使って筋肉痛を和らげたことはありますか?

 

何世紀もの間、人類はエッセンシャルオイルを使って体の痛みを抑え、ストレスを落ち着かせてきました。エッセンシャルオイルは、植物の花、樹皮、茎、葉、根、果物などから、蒸留といった様々な方法で抽出されます。香り成分が作られるのは、蒸気が植物の中を通るときです。油溶性の成分が、植物内の水溶性の成分から分離され、エッセンシャルオイルとなります。こうして抽出されたエッセンシャルオイルは、香りを楽しんだり、体に塗ったりするほか、入浴の際にも使われます。

 

ただし、一部のオイルは、適切に使わないと、皮膚を刺激し、酷い腫れを引きおこす可能性があります。この記事では、エッセンシャルオイルを使う際の注意点と、エッセンシャルオイルの種類や利点をお伝えします。では、見てみましょう。

 

エッセンシャルオイルの種類と利点

 

ラベンダーオイル

ラベンダーオイルには抗炎症作用があると言われています。 微生物学の専門誌Journal of Medical Microbiologyの研究によれば、ラベンダーは真菌感染症や傷の治療に効果があります。

2015年に行われた実験では、ラベンダー由来のエッセンシャルオイル、トラマドールと呼ばれる薬を体の一部に塗布し、鎮痛効果を比較したところ、ラベンダーオイルの方が有効であると明らかになりましたラベンダーオイルは痛みや炎症の治療に役立つのです

また、別の研究では、ラベンダーのエッセンシャルオイルの香りを吸入すると、片頭痛の症状を抑制できると明らかになっています。

 

ユーカリオイル

ユーカリオイルが、せきの抑制に効果があることはご存知でしょうか。大半のせき用の薬は、ユーカリ由来の成分が活用されています。また、ユーカリオイルは関節の痛みを和らげることも明らかとなっています。

背中の痛みのある人や、関節や筋肉の怪我の療養中の方は、ユーカリオイルを使って痛みを抑制できます。 2013年の研究では、ユーカリを使ったアロマセラピー炎症、痛み、血圧を大幅に低下させることができると示されています。ユーカリ由来のエッセンシャルオイルを患部に塗り、炎症を抑制し、痛みを和らげることができるのです。

 

ジンジャーオイル

ユーカリオイルと同じように、ジンジャーオイルは関節と膝の痛みを和らげます。関節の間にある軟骨が擦り減ったことで関節に痛みが生じる「変形性関節症」の場合に使用されます。最新の研究によれば、抗炎症作用があるとも明らかになっています。 -患部への数滴の使用、または、内服でも効果があります。ただし、使用する前に必ずパッチテストを行ってください。

 

ハッカ油

ハッカ由来のエッセンシャルオイルは、筋肉の痛みを和らげます。 科学誌Asian Pacific Journal of Tropical Biomedicineの研究によると、ハッカ油は、皮膚に塗ったり、嗅いだりすると、筋肉の痙攣や関節炎の痛みを軽減します。また、IBS(過敏性腸症候群)や慢性頭痛の治療法としてもよく用いられます。

 

ベチバーオイル

別名「クスオイル」とも呼ばれるベチバーオイルは、関節炎、筋肉痛、捻挫関節のこわばりを和らげるほか、静脈の血流を良くして細胞の免疫力を高めますベチバーオイルは、大地を感じさせるような香りで、不眠症、緊張、うつ病を和らげながら、体調を整える効果があるため、心身のリラックスを目的にお風呂用いられる例が多くみられます

 

エッセンシャルオイルの使い方

上記のように、エッセンシャルオイルは、香りを嗅いだり、皮膚に塗ったりするほか、内服も可能です。エッセンシャルオイルの活用方法を以下の通りまとめてみました。

 

マッサージ

スパなどのマッサージの後に気分がほぐれる理由の1つは、オイルです。皮膚にエッセンシャルオイルを塗ることで、筋肉をほぐし、痛みを和らげています

 

香りを嗅ぐ

自宅にディフューザーがある場合は、お気に入りのエッセンシャルオイルを数滴加え、蒸気を吸い込みます。オイルの香りを嗅ぐと、嗅覚系が刺激され、心身のリラックス効果が得られます。

 

お風呂

エッセンシャルオイルは、お風呂に使うことも可能です。暖かいお湯に数滴加えると、疲労感やめまいに効果があります。

 

以上、エッセンシャルオイルを使うと様々な痛みを和らげることができますが、新しいエッセンシャルオイルを使う際は注意が必要です。妊娠中、授乳中、または既往症がある場合は、まず医師に相談することをおすすめします。