重いバックパックを背負うことによる影響

September 02, 2020

バックパックは学童にとっては常に着いて回るものとなり今に至ります。形も違えば、色やサイズも異なります。背中の痛みの原因になることまで想定して作られてはいません。そうです。だから可愛らしいナップザックはお子様の脊椎の問題の要因となる可能性だってあるのです。

 

研究者たちは、重いバックパックを背負ったときの影響について明らかにしています。この影響について特化した研究には、米国の子供たちの約92%は、通常自分の体重の10%から22%に相当するバックパックを背負っていると述べられています。

 

11歳から14歳の37%以上の子供から背中の痛みが報告されており、その痛みの大半は通学に背負っているバックパックに原因があると考えられています。

 

また以前の研究では、自分の体重の10%、20%、30%を背負わされている子供たちからは、バックパックのストラップが体に食い込むことでも大きな痛みを感じるということが述べられている、とも言われています。

 

背中に何が起きているのでしょうか?

 

想像してみてください。脊椎は椎骨と呼ばれる33もの骨で構成されています。椎骨の間には、身体上身についている衝撃吸収材として機能する椎間板が挟まれています。肩へ必要以上の負荷が掛り、このバランスが崩れると、多くの場合お子様は腰から上を前かがみにしたり、背中や腰を曲げたりします。このバランスの悪さにより脊椎が不自然に圧迫されることになります。

 

今度お子様が重い教科書の入ったバックパック背負った姿をよくご覧になってください。彼らが時々前かがみなるのは自然なことなのです。これを何年も続けると、肩が丸まってしまい背中の上部が湾曲してしまいます。また姿勢の悪さもさることながら、お子様は肩や、首、背中の痛みにも悩まされることになります。

 

1つのパッドだけを肩にかける見た目にはいかしたバックパックもあります。それらのなかには、メッセンジャーバッグも含まれています。余計に掛かった負荷に対しバランスを取ろうとしてお子様は片方に荷重を掛けるので、腰や背中上部に痛みを感じるようになり、肩や首に負担を掛けてしまうことにもなります。

 

このABCニュース記事は、米国小児科学会からの推奨を引用していますが、子供たちは体重の10%から20%を超えるバックパックは背負うべきではありません。

 

問題への対応

 

言うまでも無いことですが、バックパックの使用を再考し、姿勢を悪くしたり身体に痛みを伴うことは避けねばなりません。お子様のリュックサックに過剰な負荷をかけないいくつかの方法を紹介します。

 

1.正しく機能するバッグを選択すること - 軽い素材で作られた、クッション感の良い正しいサイズのバックパックを探しましょう。ショルダーストラップはパッド入りで、幅は少なくとも2インチ (5 cm) は必要です。バッグに腰回りを止めるストラップ、腰ベルト、またはバックパックの荷重を分散させるフレームが付属しているかどうかをご確認ください。ホイールが付いているのであれば、お子様はバックパックを引いて運ぶことが可能です。最後に、お子様が重たいものを持ち運ぶ場合は、分けて運べるサイズのバッグパックもご検討ください。

 

2.常にお子様に苦痛が無いかを訊くこと - お子様と共に取り組んでいく関係性を築くために、常にコミュニケーションを欠かさないことが大事です。次の昼食や夕食の機会におしゃべりを交わす際、お子様が背中の痛みを感じていなっかどうかを尋ね、以下のような話題に触れてみましょう。

  - 必要なものだけを持ち運ぶ - お子様には毎日、必要な物だけを持って行くように言い聞かせてください。お子様がご理解戴くにはまだ幼い場合は、毎日のスケジュールについて教師とご相談の上、お取り計らいください。そうすれば、お子様がバックパックの重さに打ちひしがれることは無いでしょう。

  - バックパックの背負い方について - これは常識のようにも見えますが、バッグの正しい使い方について常に思い出させてくれます。両肩やパッド、双方ともに違和感がある場合は、中に詰め込んだ本や物を出し、軽くしてください。

  -バッグへの詰め方-お子様には、荷物の負荷がバッグ全体に均等に分散されるように、仕切りや区画を利用した荷物の詰め方をご指導ください。

 

3.ロッカーの利用 - 一度にすべての教科書を持ち運ぶのでは無く、代わりにロッカーに容れ、何度か行き来するようにお子様にご指導ください。これは、学童は座っている時間が非常に長いという研究に基づき、お子様を適度に運動させることにもつながる良いアイディアでもあります。

 

お子様を健やかに育む

 

親御様として前向きに行動なされば、お子様が健康にお過ごしになることにも大いに寄与します。これは新型コロナウィルスの影が教室に忍び寄る今日に至っては、より重要なことです。