送料無料(一部地域を除く)
メール:contact@flexispot.jp
戻る

在宅勤務の際に境界線を設けるための7つの方法とは

9月30日
2480 ビュー

在宅勤務をする人が増え、テクノロジーへの依存度が高まっている今、仕事と余暇はより相互に繋がっている状態となっています。在宅勤務の場合、オフィスで働いている時のような仕事との物理的な時間や空間の区別がつけにくくなります。毎日の通勤が、パジャマ姿のままで隣の部屋へ行くというようなことになるのです。一度仕事の生産性が高まった状態に入ると、気がつけばすでに終業時間で、またランチを食べるのを忘れたなんてこともあるでしょう。または、同居人がいる場合や、子どもがいるけれど面倒を見てくれる人がいないような場合は、集中力を保つのは簡単なことではありません。このように注意力を保てず仕事を中断されるようなことが続くと、日々の仕事をこなすことがとても難しくなってきます。

 

在宅勤務のメリットとして、自律性を保てることや自分専用の仕事用スペースを設定できること、また通勤の必要がないことから使える時間が増えること、そして会社の電子レンジで温めたものとは違うおいしいランチを用意できることなどがあります。特に、パートナーや家族、友人との時間を大切にしたい人にとっては、生活のバランスを保てる在宅勤務は欠かせないものでしょう。けれど、在宅勤務をしていると仕事が家庭の中にさっと忍び込み、自分ではどうにも収拾がつかなくなることもあるのです。

 

燃え尽き症候群

 

通勤に不満を持つ人々もいますが、通勤することで始業時間と終業時間が明確になります。これは在宅勤務にはないものです。在宅勤務の場合、1日中働いてしまうことがあるのです。会社にいる時は同僚とランチに行くこともありますが、ひとりで働いているとついランチを抜いてしまうこともあります。また、在宅勤務の場合はどれだけ熱心に仕事をしているかという姿を見せることができないため、常にオンラインでいて、仕事をしているのだと示すことに躍起になることもあります。燃え尽き症候群を防ぐためにはこうした傾向を認識し、適切な在宅勤務の条件を設定することが大切な第一歩となります。在宅勤務者には仕事をする時間に制限を設け、1日中を通して仕事をしたりパソコンに向かうことがないように注意しなければなりません。

 

研究によると、この複雑な仕事と生活の境界線をうまく管理することで、それぞれが衝突することを減らすことができるといいます。それにより、個人もチームも企業も幸福度を向上させられるのです。ストレスを軽減し、燃え尽き症候群を防ぎ、心と身体の健康を増進することができます。ソーシャルメディアやテクノロジーをひんぱんに使うことは、仕事と生活の境界線があいまいになる決定的な要因のひとつです。在宅勤務は、世界中の労働者の日常生活やライフスタイルにより自由をもたらしてくれるものです。けれど私たちの多くは、仕事やコンピューターから離れ、実際の生活とデジタル世界との間に明確な境界線を引くという課題に直面しています。在宅勤務の際の集中力と満足感を維持するためには、ホームオフィスに具体的なルールを確立し実践する必要があるのです。

 

日常的な行動規範を作り、それに従う

 

在宅勤務者は車や公共交通機関を使ってオフィスに通勤する必要がありません。けれど、オフィス勤務時と同じように始業時間と終業時間を取り入れる必要があります。

 

自分なりの行動規範を自由に作ることができますが、以下に例をあげてみます。

 

デバイスの電源を切り、マインドフルネスを実践する、または本を読むなどして、休息と睡眠への準備をしましょう。

 

毎朝、ランニングや犬の散歩などをして汗を流すことから1日を始めましょう。

 

毎日の「やることリスト」を作ったり、前もって食事の予定を立てたりすることで、同じことを何度も考えなくてすむようになります。

 

朝食を取る、シャワーを浴びる、髪を整え化粧をする、仕事用の服に着替える、場合によってはビタミン剤を飲む、など1日を始める準備をしましょう。

 

勤務時間の設定

 

在宅勤務の利点のひとつが柔軟に勤務時間を設定できることです。通常のオフィス勤務のようにたとえば9時から17時まで働かなければならないということがありません。9時から12時まで働いて、いったん中断して休み、15時から仕事を再開することを好むのであれば、それをカレンダーに入力してその設定に従うというのも良い方法です。こうした設定をしないと、プライベートな時間に仕事が忍び込んでしまうようになりかねません。どのようなカレンダーを使うにせよ、プライベートの時間と仕事の時間を分け、そして夜(または昼)ぐっすりと眠るための睡眠時間を設定してスケジュールを立ててください。通常の会社の営業時間内に仕事をしないという人は、顧客との打ち合わせに使えるように、日中に数時間、仕事用の時間を確保しましょう。

 

上司や同僚との境界線を設ける

 

メール着信や仕事のアラートをオフにすることはシンプルでいてとても重要なことです。上司はそうするようにとあなたに指示することはないでしょう。あなたが自分自身のためにするのです。年中無休、24時間体制で仕事に対応してはいけません。あなたの上司や同僚は何も意識的にあなたのプライベートを侵害しているわけではありません。彼らはそれぞれの様々なスケジュールに従って仕事をしているのでしょう。そして彼らには参考にするための在宅勤務者へのガイドラインもないのです。上司や同僚があなたの境界線を知らずに破ったことに腹を立てたり悩んだりするのではなく、毅然とした態度で率直に報せることが大切です。大部分の人々がそれを喜んで受け入れるはずです。

 

仕事用スペースを確保する

 

仕事を、家庭生活を送るスペースに持ち込んでしまうと、仕事のパフォーマンスが低下するだけでなく、1日の終わりに家にいることが苦痛になってしまう可能性があります。リビングルームの一部分でも、ちゃんとしたホームオフィスでも、共有キッチンの一角でも構いませんので、自分の仕事用スペースを設定することで毎日仕事モードに入りやすくなります。そして仕事が終わったらラップトップパソコンをキャビネットやクローゼットなどにしまって目につかないようにしましょう。そうすることで翌日仕事へ戻る意欲が出てきます。あなたの心に、仕事から家庭に戻る時間と家庭から仕事へ行く時間をはっきりと示しながら、1日を始め、1日を終えるようにしましょう。

 

仕事用スペースを設定する際には自分を甘やかしてしまいましょう。高さ調節可能なスタンディングデスクや抗疲労マットなどを自分に買ってあげてはいかがでしょうか。

 

目指しているのは、会社のオフィスを再現することではなく、本当に自分のためになる設定をすることです。上司にスタンディングデスクを支給してくれるように説得しようと思われるなら、FlexiSpotがあなたのお役に立つことができます。Facebookのように、従業員に無期限または永続的な在宅勤務を認める企業が増えてきていることを上司に伝えましょう。こうした企業の多くは、在宅勤務者がデスクワークの際に座りっぱなしの姿勢になる可能性が高いことを考慮して、彼らにスタンディングデスクを支給しています。FlexiSpotでは、分割払いプランや従業員の自宅への直接配送サービスをご用意しています。また、従業員用に人間工学に基づいた機器の導入を検討している企業や団体を対象に、無料トライアルや保証制度をご提供しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

 

複数回の中休みとランチ休憩を取る

 

一貫した日々の行動規範を立てることに加えて、定期的に休憩をきちんと取れるように、カレンダーに明確に記載しましょう。休憩を取ることで、仕事上の意思決定をする際の疲労を軽減することができます。意思決定の過程に長時間を費やした後は強い疲労感を覚え、自制心やモチベーションが低下します。自制心が低下することで感情的な緊張を引き起こしてパフォーマンスが低下し、回復力も損なわれるため仕事上のミスを起こしやすくなります。ランチ休憩をきちんとスケジュールに盛り込んでください。チームメンバーとみんなで一緒にランチに行くことがなくなると、食事のために仕事に一区切りをつけなくなります。ランチ休憩(またはそれ以外の食事時間)を中心にして仕事のスケジュールを立ててみましょう。

 

休日には休む

 

週末や休日に仕事をせざるを得ないという場合もありますが、身体を休め回復するために休みを取ることは、仕事のパフォーマンスやエネルギーを維持するためにはもちろんのこと、精神的な健康のためにも良い効果をもたらします。少なくとも週に1日は完全に仕事を切り離す日を設けてください。メールもせず、コンピューターにログインもせず、仕事用スペースの前を通ることも避けましょう。

 

自分自身の時間

 

ワークライフバランスの「ライフ」の時間を確保するために多くの人が苦労をしています。自分の好きな活動をたくさん見つけて、そのための計画を立てれば、余暇の時間には何かしら特別なことをすることができます。何も予定がない状態だとつい仕事に戻ってしまいがちです。充実した生活とは、情熱とイベント、そして前向きな社会的関係で構成されているものです。これを日常的に実践すれば、プライベートな時間にも「時間をブロック(確保)」できるようになります。もしあなたに特定の興味や趣味があるのなら、それを意識して大切にし、充実させるための時間をスケジュールに組み込みましょう。仕事の締め切りが迫っている時や、同僚が助けを求めている時などは、自分をチームプレーヤーで効率的な仕事をする人だと思ってもらいたいあまりに、自分のための時間をおろそかにしがちです。

 

あなた自身、あなたの友人や家族、そして同僚との間にしっかりとした境界線を設定し、それを守ることが大切です。それによりあなたの生活からストレスが減り、より多くの喜びがもたらされます。真のワークライフバランスを実感できる瞬間が増えて行くことでしょう。

 

弊社製品について取り上げた記事、ストーリー、レビューを受け付けております。トピックには、姿勢、脊椎の健康、および健康的な在宅勤務の設定方法についてのヒントも含まれます。弊社にご協力戴ける場合は、contact @ flexispot.jpまでメールをご送信ください。